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インド〜ネパール 最後のロケ
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1月12日から26日までインド〜ネパールに行ってました。
一昨年から関わっているチベット難民の少年を追うドキュメンタリー映画のロケ。
主人公オロの他、岩佐監督、津村カメラマン、代島プロデューサー、ツェワン通訳、田嶋アシスタント、月桃ボランチと総勢7人のクルーでした。

前半は濃霧と大雪、事故渋滞で予定が大幅に狂う事態になり、ちょっと疲れましたが、インドの旅ではままあること、それほど気にはなりませんでした。15時間〜18時間4日連続車中にいても、その時間の長さを逆に楽しむ術も心得ましたよ。
真夜中というか早朝インドの田舎町に着いて小汚いというか大汚いホテルに一部屋4人突っ込まれてもまあ少しは眠れたわけです。

これまでチベット亡命政権の町インド・ダラムサラで主人公オロと彼をめぐるチベット難民の世界を撮っていたわけですが、今回のロケではダラムサラから外に出てネパール・ポカラ近郊のチベット難民キャンプ、ターシーパルケルまで移動しました。
ターシーパルケルは岩佐監督が10年前に撮った映画「モゥモチェンガ」の主人公・満月ばあさんことモゥモチェンガが住む古いチベタンキャンプです。
1959年ダライ・ラマ法王がチベットからインドに亡命して以来10数万人のチベット人がヒマラヤを超えてネパール、インドに亡命して来ましたが、モゥモチェンガも法王の亡命直後に後を追うようにしてヒマラヤを越えたひとりです。

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岩佐監督の前作の主人公であるモゥモチェンガと新作の主人公オロとを出合わせるというのは、当初はなかった構想ですが(実はぼくは最初から提案してましたが・・・)これまで撮ってきたフィルムの編集過程での行き詰まりを修正打開するために監督自らが決断した上での展開でした。

月桃はちょうど一年前の2月に今回の逆コースをたどっていました。
冬休みにカトマンズの叔父さんの家に帰っていたオロを通訳のツェワンとダラムサラまで引率するというもので、この長旅のおおよそは理解していました

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2週間の旅のこまごまとしたことは映画のネタバレにもなってしまうので控えますが、たしかに前半はハードな日々でしたが、ターシーパルケルに着いてからのロケは愉しく充実していたと思います。

インドと違ってネパールではなぜか気持ちがとても楽ちんで、人もやさしく子どもの笑顔もとびきりで、月桃なんぞはすっかりネパール贔屓になってしまったほどです。

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今回のロケで撮影はクランクアップ、あとは最終段階に向けて翻訳・編集作業がはじまるわけです。
編集の実務作業は代島プロデューサーと監督が長時間かけて切り貼りしてゆくのを時々ボランチ月桃が茶々入れて混乱させる?という繰り返しで完成に向かう段取りです。


たぶん連休ころまでに編集完了、その後試写と封切り公開に向けての作業がはじまるものと思います。

進捗状況に関しては随時ブログにアップしてゆくつもりですので引き続きご支援のほどよろしくお願いいたします。

写真は上から

ちょっと成長したオロ、やっぱり可愛い!
持参したダライ・ラマ法王の写真集を見るオロとモゥモチェンガと監督
ポカラへ向かう途中の村で、ネパールのガキンチョ、う〜ん可愛い!
ジャンバリンというチベットキャンプで「前髪みじか協会」チベット支部の女の子、メチャ可愛い!
ターシーパルケルの子供たち、「また会いましょう!」何度も歌ってくれました。
ジャンバリンの長い石段で出会ったネパール美人(うっとり・・・)
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by kuukuu_minami | 2011-02-04 14:22


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