<   2009年 09月 ( 3 )   > この月の画像一覧
うまやはし日記
9月22日、浅草・厩橋の近く
「アノニマスタジオ」にもとまめ蔵・KuuKuuのスタッフ
リーダーこと高橋香織の作品展を見にに行った。

アノニマスタジオ刊の高山なおみの『日々ごはん』の最新刊の表紙を
リーダーが担当したことで開かれている記念展。
スタジオでは臨時のカフェがオープン。KuuKuu仲間のエバのいつもの絶品ジャムだけでなくガレット屋さん、それにおともだちのパン屋さんと焼き菓子屋さんもで大層おいしいカフェでありました。
エバのガレット+桃ジャムはいままで食べたガレットのなかで最高の味でした!
といっても、生まれて2回しかガレット(蕎麦クレープ)は食べたことがないのですが・・・。
絶対あれ以上うまいガレットなんかあるはずがない!

リーダーの絵や手作りバッグも格段にいい味を出すようになっていて、やはり社会で仕事をすることの意味があるなあ、とアノニマさんに人ごとながら感謝。

さて、厩橋といえば思い出す一冊の本があり
久しぶりに本棚から取り出して鞄のなかに潜ませて出かけたのが
詩人・吉岡実の『うまやはし日記』

吉岡実は学生時代からいままで最もよく読んできた現代詩人。
1919年に東京本所に生まれ1990年没。
生地が本所とあるが住まいは厩橋の近くだったらしい。

『うまやはし日記』は1938年から40年にかけて、若き詩人が徴兵検査を経て出征する頃までの日記。本格的な戦争までは若干時間のある日本の妙な気分と文学に生きたい若者のその日その日の小さな足跡が記されている。

友人や縁者のこと、その日読んだ本のことが中心なのだが、何度か読んでいるはずなのに虚飾ない簡潔な文章が常に新鮮で、後の詩人の姿を彷彿とさせる潔さです。

1921年には厩橋のすぐ先、吾妻橋付近で僕の母が生まれているので
『うまやはし日記』に出てくる当時の浅草界隈の映画館やカフェの様子などに
幼い母の面影を見たりして妙になつかしい気分に浸れもするのです。

短い日記の中からすこし引用。

昭和13年(1938年)8月31日
 貯金帳(八十円)と退店手当(三十円)を貰う。五年間の小僧生活の哀しさ、懐かしさ。店の連中と別れの挨拶。英子は「さようなら」の一言。葉子は「本当は好きだった」の謎めいた言葉。後輩二人と本郷三丁目の青木堂で珈琲をのむ。皆に見送られ雨の中を、自動車に乗った。夕方、厩橋の家に着く。荷物が本ばかりなので、母は呆れた。

昭和14年某月某日
 夕方より仮検査で本所区役所へ行く。高等省小学校のクラスメート山野辺、土切、中山、味方らがいる。初めは眼の検査だった。「眼がすんだ人は道具をすぐだせるようにしときなさい」の声に、どっと笑いがひびく。「チンポコを握られるなんていやだなあ」。みんな無事通過す。蔵前通りの南屋でコーヒーをのみ、談笑して別れた。

3月28日
 パニョル『トパーズ』、芥川龍之介の短編の再読。『ドミニック』読みはじめる。母に女の子の名前を考えてくれと言われる。みなみ 敦子 葉子 伊勢など。

4月3日
 雨。朝から本郷座へ行く。「望郷」のジャン・ギャバンは素晴らしい。となりの女学生も泣いていた。外は寒くふるえた。南山堂へは寄らず、赤門まで散歩。夜、ジイド『コンゴー紀行』を読む。一時間ほど習字。

4月21日
 洗濯。久しぶりでひっぱり出し、「新短歌」に目をとおす。あとは『月下の一群』。夜、家に行くと、母が茹卵をくれた。茹卵を食べると、不思議に桜の花が浮んでくる。

8月23日
 夕四時ごろ、支那そば屋の慶ちゃんの家にゆき、連れ出して浅草から上野へ出る。不忍の池でボート遊び。白や桃の蕾が大きな葉の中に見える。湯島天神下を通り、古本屋で『白秋小唄集』を求める。広小路の水戸屋でソーダ水や蜜豆を食べた。慶ちゃんのおごり。田原町で別れた。堀辰雄『聖家族』(江川版)が届いていた。

10月29日 
 暁の四時、空襲警報で起こされる。月が皓々と薄雲を透かしている。先生不在。南明座へ「たそがれの維納」を見に出かける。帰りの電車の中で警報を聞く。

書き写してるとキリがありません。
戦前の二冊の日記が焼失を逃れ、この『うまやはし日記』にまとめられたのは吉岡実の亡くなった年のこと。

22日のことをを吉岡さん風にまとめたら
9月22日
 厩橋のアノニマスタジオへ香織の展示会を見に行く。エバのガレットを食べる。なっちゃんも来たので少しおしゃべり。ひとりで吾妻橋から伝法院、花やしきあたりを歩き、立ち並ぶ屋台飲み屋で生ビールに煮込み、冷や奴。母の実家の墓がある寺の脇を通り田原町へ。地下鉄で神田に出て中央線に乗り換え吉祥寺。きょうの締めは中清の粗挽き蕎麦と日本酒で・・・だが、その前にまめ蔵に寄ってみると厨房シンクの配水管からの水漏れが外まであふれてていて、酔いも冷める。西友に行ってインスタントセメントを求め、水が外に出ないように工夫する。作業の終わりは12時を過ぎて粗挽き蕎麦も日本酒もおじゃん。スタッフも遅くまでお疲れさまでした。吉岡実の『うまやはし日記」を読み続ける。

こんな感じかな。
ちなみに吉岡実さんとは渋谷の百軒店の喫茶店で一度だけ会ったことがあった。あるダンス専門誌の舞踏特集の編集を頼まれ、吉岡さんに原稿のことで相談に乗っていただいたのだ。吉岡さんは土方巽、大野一雄、笠井叡ら舞踏草創期の異才たちの佳き理解者だったのだ。
お会いしたときは、まめ蔵をはじめて間もない頃、僕は絵を描き始めたばかりで、毎日新聞社主催の日本国際美術展に入選したという話をしたら「そうか、入ったか!」と嬉しそうに言ってくれた。当時の絵はいまとは似ても似つかない抽象表現主義風のリトグラフ、現代美術なら基礎もいらんからなあ、と思ってはじめたわけです。

その後すぐ、吉岡さんがまめ蔵の前をひょっと覗きながらゆっくり通り過ぎたのを厨房でカレーを作りながら見つけたのだが、オーダーが溜まっていてすぐに追いかけることができなかった。あんな路地を偶然通ることなどあり得ないから探してくれたのだろう・・・。その後会う機会を逸し、吉岡さんは1990年に亡くなってしまった。大いに悔やまれるのでありました。

『うまやはし日記」は書肆山田1990年刊
エバの日記はジャム作りが中心だけど写真も文章もセンスがいいよ。
http://blogs.dion.ne.jp/evajam/archives/8774261.html
[PR]
by kuukuu_minami | 2009-09-27 13:46
ディヌ・リパッティ最後のリサイタル
このごろ

いつにもまして
とりとめもなく日々が過ぎる
ほぼ毎日のようにたっぷりの時間のなかで
空を見ながら過ごしている
ねばならぬ仕事は大体忘れたように
作業台のはしっこに積んでおく

思い立つとそればかり繰り返す
この数日はディヌ・リパッティの
1950年9月16日フランス・ブザンソンでの
最後のリサイタルのCDばかり聴いていた

ディヌ・リパッティはルーマニア生まれのピアニスト
愛妻マドレーヌとスイスに亡命後
類い希なテクニックだけでなく、深い美しさを持ったピアニストとして
世界中の賞賛を得ていた

だが、彼は不治の難病に罹っていて
リパッティも周囲の人も医者も
これが最後の演奏になるとわかっていた
歩くこともおぼつかないまま演奏会場に着き
何本もの点滴を受けながら
舞台に上がった

その時の演奏が録音されて遺っている
「ブザンソン音楽祭における最後のリサイタル」

バッハのパルティータ第1番
モーツァルト ピアノソナタ第8番
シューベルト 即興曲第3番 第2番
ショパン 13のワルツ 

ショパンのワルツは14番まであるけれど
最後にのこした第2番を演奏することはもう出来なかった

リパッティはその年1950年12月2日に33歳の若さで亡くなった

1950年という年は僕が生まれた年でもある
僕が生まれたのは8月5日
その年の6月25日に勃発した朝鮮戦争は
北朝鮮の侵攻の勢いが韓国南端の釜山にまで及び
僕が生まれたその頃も
参戦した米軍・国連軍との激烈な攻防が繰り返されていた
すでに南北双方で数十万人の犠牲が出ていただろう

韓国で生まれ、若くして日本に渡ってきた僕の父は
待ちに待った嫡男の誕生を
どんな思いで受け取ったのだろう

9月16日
リパッティがブザンソンで最後のリサイタルを開いたその日
韓国では15日だが
米軍の精鋭、第1海兵師団、日本に駐留していた第7海兵師団が
ソウル近郊の仁川に上陸
韓国軍7万人とあわせて大規模な反撃がはじまった・・・

世界は広いものだと思う
東洋の小さな半島では同じ民族が
国連軍の名のもとに多国籍の人々をも巻き込み
激しい憎悪を掻き立て殺戮を繰り返し

西洋の小さな田舎町では
人間がなし得る最良の音楽行為が行われていた

リパッティが1950年に亡くなったということは
単なる偶然だけど
彼のピアノを聴いていると
生きてあることの喜びとさびしさと・・・
自分の生とか死とかなにかを重ねてみたくなるのです

もし、自分にとって最後の一枚はと訊かれたら
迷わずリパッティ最後のリサイタルを挙げると思います

いまは、便利なyoutubeというものがあって
リパッティの最後のリサイタルを
演奏順に聴くこともできます
http://star.ap.teacup.com/stravinspy/16.html

これをyoutubeにまとめてUPしてくれた方、本当に奇特な方です。
僕の持ってるCDには入ってないのですが、
ショパンのワルツ2番は力尽きて弾けなかったものの、
最後の最後アンコールにバッハのカンタータ「主よひとの望みの喜びよ」を弾いたそうです。
Youtubeにはこの曲のスタジオ録音盤も入っています。
よかったらみなさん、聴いてちょんまげ!

最近すこし関わっているチベット問題について言えば、
1950年という年は中国がチベット侵略を始めた年でもあります。
なんか、大変な年に生まれてこんなトッチャン坊やでいいのだろうか・・・。

ちなみに僕の叔父、父の弟は1953年朝鮮戦争が休戦になる直前、
江原道の戦闘で27歳・独身のまま命を落としています。
f0067255_1634159.jpg

[PR]
by kuukuu_minami | 2009-09-21 16:35
夏の終わりに
今年の夏もおしまいが近付きましたね
なんだか目まぐるしい夏でした
この日記にも書いたこと多ですが
簡単におさらいしてみようと思います

7月12日・吉祥寺・みな李(もとKuuKuu)で
絵本作家の荒井良二と連絡船ライブ
このところ、みな李でやらせてもらってる
月桃企画のごはん付きライブの第3弾でした
荒井さん、相変わらずかわいい!
ライブは「予想以上によかった!」と言ったら
荒井さんに頭をこづかれる・・・

7月末から旭川・こども冨貴堂で4年振りの個展
その準備、とくにテラコッタの像をたくさん作り焼成も2度
25日に旭川に行き、素晴らしい展示をしてくれたスタッフの方々に感謝
26日は冨貴堂上の集会室でチベット子ども村報告会
熱心にスライドと拙いKuuKuuの話を聞いてくれた多くの人々よ
いつもながらありが父さんなら母さんもありで、つまり僕もありが父さんでしたよ!

翌日はその可愛いスタッフ3人娘とともに車で富良野紀行
なつかしのノルテポトシに泊
晩ごはんのカレーをちょっとまめ蔵風にアレンジ
夜はおっちゃんのフォルクローレ仲間が加わり
ケーナ、チャランゴ、ギター、太鼓で最高潮
だが、ワテはいつもの通り、おねむタイムとなりにけり

翌日は4人でアムプリン製作所を上富良野?平沢に訪ねる
久しぶりのカトキチ&アムのふたりはますますマイペースで
夢の実現に向かっているご様子・・・
がんばっちおくんろ!
みんなで食したバーベキュー、おいしかったことよ!

その日のうちに札幌に帰る3人娘を送って
あとはカトキチ&アムチャンと3人で散策
その夜はアムプリン自宅に泊めてもらう
椌椌のDVD作品集とチベット子ども村探訪のDVDを見てもらう
なんか感激してくれたらしい・・・
お返し?にカトキチが自作の歌を何曲も歌ってくれた
いい夜でありました

翌日午後のバスで札幌へ
チベット人がオーナーのヒマラヤ食堂で
友人MとKと落合い、しばしのランチの後
チベットのスライド&お話会の会場・みんたるへ

ここは4年前高田渡氏が倒れる直前に会った場所
思い出すこと多し

スライド&お話会は多くの人が集まり
札幌在住のチベタンも来てくださり
なかなか密度の濃い集まりでありました
みんたるでは偶然の出会いもあり、面白うござんした

そんなこんなで旭川・富良野・札幌の旅はよかとよかとでごわっ!


8月5日はワテの誕生日でありんしたが
念願だった「第一回まめ蔵寄席」
古今亭菊六さんをお迎えして、大盛況の賑わい
演目は「金明竹」に「船徳」
いやあ、素晴らしいぜ菊六さん!

次回は12月15日
もちろん菊六二席でございます
もう先行予約受け付け中
コメントでもメッセージでも了ですよ!

8月11日は我が甥っ子・耕太の結婚式
ところも軽井沢「石の教会」=内村鑑三記念堂とのこと
無教会派のクリスチャン内村鑑三を称揚するにふさわしく
十字架もなければ跪くためのマット?もない
光りと緑がすがすがしい聖堂
耕太と花嫁・沙織ちゃんの愛らしく瑞々しいこと!

披露宴は旧軽の近衛邸での貸し切りパーティー
なんかこんな時でもないと足も踏み入れられない近衛邸
意外と素朴なたたずまいが好ましい
料理は「石の教会」系列のホテルの厨房スタッフの
心づくしのフランス料理
うまかった!ワインもうまかった!

その夜は近衛邸の各部屋を貸し切りでお泊まり
贅沢な感もなくはないけど、一生に一度の結婚だもの(??)
ええんでねえの!
耕太と沙織に幸あれと混じりけなく思ったのでありました

8月17日には「みな李」で「どっきり誕生会」
狂喜したくなるような友人たちの
まったく予想だにしなかったサプライズプレゼントでした!

吉祥寺の韓国料理店・みな李スタッフのトモキ君の送別パーティーに呼ばれて
まあ、外部の者なので顔だけ出せばいいかなと、30分遅れで行ったのでしたが・・・・
店に下りる階段から中をのぞくと、トモキの仲良したちに混じって、あれこじっさが、あれ映美ちゃんが、クレイグも?あれダイちゃんが、野村君が、千尋ちゃんも、幸も、ワトも、マットモ、京子ちゃんも、オカシイ!トモキの友だちのわけないメンバーがそろっている・・。それに原マスミまで笑ってる!
みんな超忙しいクリエイターなんだけど、こんな風に勢揃いするのは珍しいくらいです・・・いったい今日はナンの日なのだ?

わけのわからんボクを見てみんな笑ってる・・・
そうこうするうちに、マルが作ったという垂れ幕のご開帳!
そこに絵とともに書かれていたのは
「南椌椌 59歳おめでとう!!」の大きな文字!
なんじゃ!こりゃあ!

みんながボクに内緒で仕組んだサプライズプレゼントだったのです。
いやあ、参りました、驚いてびっくりしてたまげました、ホンマに・・・。
こんな誕生祝いって、後にも先にもあっちゃならんと思ったのでした
でも、みんなありがとう!!

8月末からの
若き我が友・渡邉知樹の個展は恵比寿のギャラリーまある
オープニングの日に去年のチベット展で知り合った
歌姫・川辺ゆかさんと落ち合い
遙かななつかしい歌声を所望・・・すばらしい!
ご存知、マツクラユキコもいよいよ愉しい歌をご披露

ちなみに川辺ゆかさんは神戸の人
10月31日夜8時より中野カルマで
東京では珍しいライブがあります
日本の民謡、チベットの歌、マケドニアの歌、琉球古謡・・・・
ぜひいらしてくださいな!

知樹の個展は無数に近い紙粘土の「ことりたち」と
あたまに花や蓮根のせたとぼけた造形感覚が
うれしい小さな「ひとがた」たちがにぎやかに
さえずっておりました、よかったですたい!

9月5日武蔵野公会堂
我が学友?渡辺勝のデビュー40周年記念ライブ
友人のよしみで制作を手伝わせていただく

客演の関西の伝説・戸張大輔のソロに
勝の歌の相方マツクラユキコはもちろん
仲間・アーリータイムス・ストリングバンド
至上のサックス奏者・もとフェダインの川下直広
さらに我が相方の舞姫・山田せつ子のダンス
それぞれが、あり得ないくらいの振動数で交感しあう
最高のセッションを見せてくれました

危惧していた客席も満員・立ち見の盛況で
スタッフ一同感涙にむせび泣く・・・いえ
にこにこ顔で「みな李」での打ち上げも素晴らしい大団円となりました

9月6日は
亡き姉・すみえちゃんの七回忌
嫁ぎ先ゆかりの亀戸・龍眼寺にて
毎年この頃になると
ふたつ違いの姉が55歳で死ななければならなかったのか
本当に納得がいかない思いが募るのです
やさしくあったかい姉でした

でも七回忌ともなれば
なんとも賑やかな会食の席で
久しぶりに集う両家の面々も笑顔で時を過ごしたのでした

9月8日は西荻ロック食堂
もとKuuKuuの第2シェフ・ななおちんこ丸師が親友のシン君と開いた
いまのところ世にもおかしな食堂の開店祝いと
鹿児島に帰ったみっしーとんとん
2年半ぶりに中米・南米・北米放浪の旅から帰ってきたショーゴ
おかえりなさいパーティーは
まめ蔵・KuuKuuグループ30人くらいが揃った
ぎゃあぎゃあ騒ぎすぎだよ!
だれが?ボク?・・・じゃ、寝ます・・・くーくー・・・

ホンマ愉快な夜でした!

まあ、これ以外にもお誘いあらばでかけ、なくば誘って
毎日の大小宴会はうち続くのでありんすよ

で、久しぶりに血液検査と超音波検査受けました
それなりの要注意点はありますが
先生曰く、飲み足りないんじゃない?
は、ありがとうございます!

で、今月中には胃カメラと大腸内視鏡もやらせていただきます
こちらはほぼ3年振りなのですが、ま、なにもにゃらんことでがしょ

この夏見た映画ベスト
ポルトガルのドキュメンタリー監督ペドロ・コスタの
『ヴァンダの部屋』すごい!
モチーフの悲惨さを越えるコスタの圧倒的な作家性に打たれる
他の作品のDVDも大半は我が家にあり・・・・見ますぞ!

この夏読んだ本ベスト
ポール・オースター『幻影の書』
ごくたまに小説を読みたくなる時
必ずポール・オースターの作品を読むようになって
10年くらいになるかな
たぶんこの10年彼の作品以外の小説は
買っても読了してはいないと思う

『幻影の書」も読み始めたらあっという間に引きづり込まれ
いつもながらの偶然の音楽的物語展開に
「またかよ!」と呟きつつも堪能堪能・・・
翻訳はいつもの柴田元幸さん
彼の翻訳は大好きでありますが
今回のはちょっと「?」マークありかも
もはやポール・オースターは柴田さん訳しかないのですが
なんか今回手練れの翻訳がちょっと紋切り型になりかかってるような印象
なんちってなのですが、まだ未読の方
本屋さんや図書館に行けば必ず何冊かあると思います
ぜひ一読をすすめます!

そんなこんなの賑やかな夏ももう終わりですね
もう秋か・・・秋は詩のひとつふたつでも書けるほどの静寂の時間を・・・
作りたいです、まったくホントに・・・がんばります!


写真上
古今亭菊六さんを囲んで

写真中
渡邉知樹の個展オープニングにて
左はしで不思議な笑みを浮かべているのが歌姫・川辺ゆかちゃん

写真下
渡辺勝魂の歌をうたう

f0067255_2254955.jpg
f0067255_226102.jpg
f0067255_2263283.jpg

[PR]
by kuukuu_minami | 2009-09-12 22:08