ダラムサラから その5
上の写真は
ニントプリンの庭でボランティアの白人女性が
寄宿生にマッサージの方法を教えているところ
日だまりでいかにも気持ちよさそうでした

中の写真は
ニントプリンの庭で実をつける木
しっかりと大地に根付いてるさまが嬉しそうでした

下の写真はチョキさんが
施設内の小さなチベット寺院に立っているところ
簡素なつくりですがとても落ち着いた雰囲気です
ここでは朝7時からと夕7時から
寄宿生、スタッフ全員で
それぞれ1時間づつ祈りのお経があげられるそうです

ある知人が寄宿生たちの写真を見て
こころが弛緩してないように見える、と言ってくれましたが
きっと朝夕のたゆまぬ祈りの時間のせいかと思いました
f0067255_11341088.jpg
f0067255_11344729.jpg
f0067255_11351012.jpg

[PR]
# by kuukuu_minami | 2009-04-05 11:36
ダラムサラから その4
上の写真の少年は
話すことも聞くことも見ることも殆どできません
でも笑うと本当にかわいいんです!
彼は泥とこまかく砕いた紙を杵のような棒で混ぜ合わせながら
紙粘土状ののものを作っています
お祭りのときなどに使う仮面をつくる材料になるそうです

中の写真の少年は
知的障害をもっていますが
絵がとても上手です
一生懸命、タンカ(仏画)の画布にむかって描いていました

下の絵は
その少年が描いた自画像です
その表現の斬新さにびっくりしました
f0067255_1128572.jpg
f0067255_11291952.jpg
f0067255_11294160.jpg

[PR]
# by kuukuu_minami | 2009-04-05 11:29
ダラムサラから その3
ダラムサラから車で30分くらい下ったとても美しい一角に
ニントプリンという障害をもった若い人たちのための施設があります。
チベットから亡命するには苛酷な旅をしなければなりませんから
この施設で暮らす人々はみな亡命した親の世代から生まれた2世3世だと思います。

1999年に創設されたときには寄宿生は7名スタッフは4名の小さな世帯だったそうですが、施設人員とも現在では大きく成長しています。

案内してくれたケルサン・チョキさんは若いときに亡命してきた方ですが終始笑みを絶やさない温かい人柄が印象的な方でした。

写真は続けて9枚アップします。
日に焼けたおっさんがチョキさんから嬉しそうにお金をもらってるように見える?のは実は逆なんです。
昨年夏に仲間たちとがんばった「受難と祈りー、チベットを知るための夏」というイベントで制作した『チベット証言集』のイベント以後の売り上げのなかから約5万円/25000ルピーを堂々と寄付している月桃先生の図であります。

ニントプリンについては
ルンタプロジェクトのHP2004年の以下の記述を参考にしてください。

スウェーデン政府から補助金が出たという新しい校舎とドミトリー(宿舎)が完成(今年8月に落成式をしたばかりとのこと)、子供たちが45人、スタッフ 20人に増え、新しい建物で作業をしていました。ミシンが数台入り、主工芸品を作れるようになっていたほか、紙すき機械を導入して紙製品を作れるよう準備しているとのことでした。現金収入としている製品は、以前と同じ、子供たちが絵を描いたカード、ポスター大の絵、組み紐(ミサンガなど)、木工品に加え、きんちゃく袋や財布などの布製品が並んでいました。

ニントプリンでは寄宿生とテラコッタの制作などを共にしながら遊びたかったのですが、チベットの正月ロサルのあとの休み中で、親元に帰っている子たちが多かったので今回はできませんでした。
また機会をみつけて行ってみたいと思います。
f0067255_11213573.jpg
f0067255_11215667.jpg
f0067255_11221937.jpg

[PR]
# by kuukuu_minami | 2009-04-05 11:10
ダラムサラから その2
引き続き、3月10日のデモの様子です。
ダラムサラに住むさまざまなチベタンが参加していました。

上 尼僧たちのデモ
中 TCV (tibetan childrens village)の女生徒たち。
下 日本人のやってるNGO・ルンタレストランで働く陽気なチベット人・パッサン(ヒゲの小粋なヤツ・・・逮捕拷問暦豊富)
f0067255_1141591.jpg


f0067255_1132186.jpg
f0067255_1134439.jpg

[PR]
# by kuukuu_minami | 2009-04-05 11:07
ダラムサラから  その1

さて、きょうから3週間のダラムサラでの日々を写真とメモで報告します
ちょこちょこ更新しますのでできたら続けて読んでみてくださいね

3月9日にダラムサラに着きました。
翌10日は1959年3月10日ダライラマ法王の亡命記念日です
例年この日を境に大きな抵抗運動が起きます。
昨年3月の大きな騒乱は北京オリンピック開催年ということもありましたが、
この3月10日を忘れないというチベット人の強い思いの現れでもあったのです

今年は法王亡命50周年という大きな節目の年ですが、
中国本土でのチベット人に対する弾圧は激しさを増しており
ここダラムサラでも昨年のような激しい抗議行動は見られませんでした
亡命政府から自制の要望があったのかも知れません

朝からチベット寺院(ツクラカン)では
法王の声明、各国の支援者のスピーチなどが続きましたが
この会場には一般の参加者はカメラを持ち込めません

その後法王は各国の記者団と会見しました
この様子はボクをダラムサラまで引っ張っていった張本人
チベット難民支援のNGO・ルンタプロジェクトを運営している
中原一博のブログをぜひお読みください
http://blog.livedoor.jp/rftibet/archives/2009-03.html?p=3#20090314
(お気に入りにいれて時々読んでみてほしいです。日本には伝わらないチベット情勢を知ることができます)

写真は午後にはじまったデモ行進の様子です
チベット寺院から4〜5�下ったロウアー・ダラムサラまでの行進です
もちろん、シュプレヒコールは途切れることはありませんが
終始整然とした行進はちょっと予想外でした
でも、充分にチベット人の熱い思いは伝わってきました

上:ダラムサラから見えるヒマラヤの峰
中:チベット国旗を翻してゆくバイクの先導隊
下:尼僧たちの行進
f0067255_22474765.jpg
f0067255_22482025.jpg
f0067255_22485316.jpg

[PR]
# by kuukuu_minami | 2009-04-02 22:49
ダラムサラに行ってきました。
3月8日日本を経って、きのう3月29日
インド・ダラムサラから無事帰国しました

いろいろあった3週間ですが
チベット難民のこどもたちが住む
TCV(tibetan childrens village)を何度も訪れたことが
楽しくかつ多くを考えさせてくれました

すこし余裕ができたら
写真もたくさん並べて硬軟いろいろ書いてみたいですが
きょうはごく柔らかい1枚だけ

TCVのなかで会ったこども
必殺「合掌の技」で
相手をイチコロにさせる女の子
もちろんボクもイチコロでした
f0067255_22405495.jpg

[PR]
# by kuukuu_minami | 2009-04-02 22:42
チベットの新年に寄せて・・・
今年2月25日はチベット暦のお正月(ロサール)でした。
本来なら楽しくはなやかなお正月なのですが、去年チベット各地で起きた抵抗運動により中国政府の弾圧で犠牲人なった多くの同胞を悼み、今年は喪に服する新年となりました。
以下は2009年の新年にあたってダライラマ法王が出された声明です。
みなさん、ぜひお読みになってくださいませ!


ダライ・ラマ法王のメッセージ:
http://www.tibethouse.jp/dalai_lama/message/2009newyear.html
チベット暦丑年の新年をお迎えのチベット人のみなさまへ
2009年2月25日(チベット暦2136年1月1日)

チベット暦2136年丑年の新年を迎えるにあたり、チベット内外のチベット人のみなさまにご挨拶申し上げるとともに、平和と繁栄がありますよう、そして我々の義にかなったチベット運動が解決へと(gradual resolution )向かいますようお祈り申しあげます。

地球(planetary movements)は絶えず回り続けています。この動きには古いも新しいもありませんが、しかしその結果として昼があり、夜があり、ひと月があり、一年があります。その一年の廻りが満了したときの新たなはじまりを新年とする伝統は世界中にあります。雪国チベットにおいてもこれは同じです。1月1日を新年とし、宗教的にも世俗的にも入念なお祝いをします。しかしながら昨年、チベット全土のチベット人が中国指導部の政策に対する不満を表明し、これが広がったことへの答えとして、チベットに住む何百人ものチベット人が命を奪われ、何千人もが拘禁され、拷問されるのを我々は目の当たりにすることとなりました。

計り知れない困難と苦悩に直面している同胞のことを思えば、今年迎えた新年が祝賀やお祭りの雰囲気をたのしめるような時節にないことは明らかでしょう。私は、新年の祝賀行事に浮かれ騒ぐことのない断固としたチベット内外のチベット人の行動を高く評価しています。正月を祝うかわりに、悪い行ないを排し、善い行ないに取り組むための期間として使うべきでしょう。そのように徳を積むことで、チベット問題のために命を賭した同胞をはじめ、亡くなった同胞がより高い次元で次の生を受け、仏教の悟りの境地に速やかに到達するように助けることができるでしょう。またこのような取り組みは、現在苦しみの最中にある人々が自由であることの幸せを速やかに享受できるように助けることにもなるでしょう。そのように徳を積むことを通して、我々は、義にかなったチベット運動が早期に解決するように全力で一丸となって取り組んでいく必要があります。

まさに我々が懸念していたように、チベットでは今、中国政府による弾圧キャンペーンが再開されており、チベット全域のほとんどの町において武装した軍や治安部隊が大量配備されています。チベット全域どこにおいても、チベット人の願いをわずかにでも暗示するような所作を示す者には、拷問と拘禁が待ち受けているのです。とくに僧院においては特別に厳しい規制が課せられており、愛国再教育が再開され、外国人旅行者の訪問も規制されています。さらには、チベット暦の新年を盛大に祝うようにとの挑発的な命令も言い渡されています。このような現実を見据えるなら、その背後には、チベットの人々を残忍で攻撃的なレベルの人種に貶め、どうしようもない連中だからいさめるしかないという流れに持ち込もうとする中国政府の意図があることが明白にわかります。そのような流れが現実となれば、中国政府はかつてないほどの想像を絶する弾圧を意のままに行なうことができるようになります。ですから、私はチベットの人々に対し、忍耐を貫き、中国政府の挑発に屈しないよう強く呼びかけさせていただきます。尊いチベット人の命を無駄にしないよう、拷問や苦しみに晒されないよう、忍耐を貫いてください。

チベットにおられるチベット人のみなさんの熱意、決意、犠牲心を私がどれほど称賛しているかについては、いまさら言うまでもありません。しかしながら、命を捨てることによって意味ある結果が生み出せるものではありません。とりわけ、非暴力の道は我々の変更不可能な責務であり、この道から逸脱することはありません。

最後に重ねて、すべてのチベット人が抑圧や拷問から開放され、自由であることの幸せを享受できるようお祈り申し上げます。

生きとし生けるすべてのいのちが幸せを享受できるよう祈りを込めて

ダライ・ラマ
[PR]
# by kuukuu_minami | 2009-02-26 23:19
「風の馬」を見た!
f0067255_1452531.jpg



2月1日から4日にかけて合計9本の映画を見ました。
TSUTAYAで借りたDVDが8本、映画館(試写室)で見た映画が1本。
まず9本目に試写室で見た映画のことから。
2月4日渋谷の映画配給&ミニシアター、アップリンクでの試写会で『風の馬』という映画を見ました。チベットの受難を中国国内での秘密のロケも交えて撮ったアメリカのポール・ワーグナー監督の1998年の作品です。
チベットについては昨年の春以来何度もこの日記に書いて来たので、なぜこの映画に関心をもっているかは敢えて書くまでもないと思います。
『風の馬』は3月後半からアップリンクでの封切りから全国で順次公開が予定されているので内容については細かいことは書きません。大体見た映画の事を喋りはじめると初めから終わりまでほとんどすべてのストーリーを昂奮して喋りまくるので、そのうち「もうやめて!」と言われるのがオチなのです。

でも、少しだけ内容を説明しますね。
20世紀終わりのチベット・ラサが映画の舞台です。
中国のチベット支配はチベット民衆の生活の隅々にまで苛酷な抑圧の網の目として張り巡らされています。
小さな抗議の声を上げるだけで逮捕、長期拘留そして死に至るような拷問が待っています。一方で中国当局はチベットの解放と民主化を成し遂げたというプロパガンダの政策を内外に垂れ流しています。
そんなラサのひとつの家族からチベットの現実を伝える緊迫したドラマが紡ぎ出されます。
仕事もなく酒と煙草とビリヤードに明け暮れる兄と天性の美声から中国とチベットの融和のシンボルとしての歌姫に祭り上げられようとする妹・・・妹を愛する善良な中国人、抵抗の声をあげて逮捕拷問されるいとこの尼僧、チベットの現実に心痛めるアメリカ人女性の撮影するビデオ映像・・・彼らをとりまくチベット人、中国人の姿・・・そしてラサを捨てて逃げる家族・・・。

これまで何本かのチベットを題材にした映画を見てきましたが、ドキュメンタリーではなくドラマとしてこれほどの完成度の映画は初めてでした。
ややもすると声高なプロパガンダ映画になりがちなテーマですが、この映画は決してそんなことはなく、現在の中国内チベット本土では日常的に起こりうる悲劇の様相をかなり抑制された映画技法で描ききっています。
映画に登場する人物はプロの役者と覚しき者もいればごく普通のチベット人も混在しています。このあたりはイランのキアロスタミ監督の映画にも共通する感覚かも知れません。

1993年にひとりのアメリカ人女性が税関で拘束され撮影したビデオ映像を中国当局から没収されるという事件があり、その女性の体験を記事にしたニューヨーク・タイムズ紙を読んだポール・ワーグナー監督が構想したのがこの映画だそうです。映画の完成は10年前のことですが、いま現在もチベット社会を覆う中国の抑圧的支配の実相は変わっていません。
この映画に描かれたことはチベット本土のどこにでも起こりうることだということは昨年春以来のニュースでも明らかなことだと思います。

試写会場で偶然、チベットのドキュメンタリー映画を2本撮った岩佐寿弥監督夫妻とネパールやダラムサラでチベット難民のポートレートを描き続けてきたイラストレーターの下田昌克さんと会い、上映後アップリンクのカフェでしばし談論。去年いっしょに「チベットを知るための夏」というイベントを担ってくれた3人です。日本のドキュメンタリー映画の世界での重鎮(本人はいたって飄逸なお人ですが)岩佐監督も痛く感銘を受けたようで『風の馬』についていろいろと話の花が咲く。映画の主人公・兄のドルジェ役のジャンパ・ケルサン氏が下田君とは17〜8年前にカトマンズで出会って以来の親友だったという偶然にも驚きました。両親がチベットからネパールに亡命してジャンパ氏は難民キャンプで生まれ、撮影当時はカトマンズで歌うミュージシャンだったらしく、下田君とはけっこうやんちゃな遊びをしていたそうです。

これ以上、内容については書きませんが上映中、涙腺のもろいボクは何度も涙が流れてしまったのでした。
チベットに関心のある方はもちろん、それほどでもない方にもぜひ見て頂きたい秀作だと思います。

長くなるのでDVDで見た8本の映画についてちょっと。
5本はこれまで見逃してきた韓国映画です。
「グエムル 漢江の怪物」 ポン・ジュノ監督 ソン・ガンホ主演
「春夏秋冬そして春」 キム・ギドク監督
「悪い男」 キム・ギドク監督
「私の頭の中の消しゴム」イ・ジェンハ監督 ソン・イェジン主演
「トンマッコルへようこそ」パク・クァンヒョン監督
「潜水服は蝶の夢を見る」ジュリアン・シュナーベル監督
「最高の人生の見つけ方」ロブ・ライナー監督 
  ジャック・ニコルソン モーガン・フリーマン主演
「ジプシー・キャラバン」ジャスミン・デルラ監督

3日で9本というのは学生時代にもなかった見方で我ながらアホ〜ンなおっさんだと思います。
5本の韓国映画を続けて見た感想をひとことで言えば、「韓国人の映画に対する素朴な信仰の力はすごい!」ということになるでしょうか。
これを映画への愛とさらに簡単に言ってしまってもいいのですが、その愛ゆえにスタッフもキャストもあり得ないエネルギーを消尽して一本の映画を作り上げてしまうようです。作家性のまったく異なる監督をこんな風にくくっても何の意味もないんですけどね・・・

今回見た5本の映画は「トンマッコルへようこそ」以外はどれも非常に面白かった。とくに「グエムル 漢江の怪物」の荒唐無稽さ、大好きな俳優ソン・ガンホの怪演ぶりに拍手喝采!ソウルを流れる漢江に現れた突然変異の怪物のリアルな質感と馬鹿げた運動能力にも唖然とします。
この映画が傑作「殺人の追憶」と同じ監督が撮ったというのがこれまたすごいところです。みなさん、この2本は必見です!

「春夏秋冬そして春」が今回の5本のなかでは一番好きな映画かな・・・。
たぶん韓国でなければ作れない映画、人里離れた山の中の湖面に浮かぶ幻想的な僧堂を舞台にした老僧と少年僧侶の成長と破戒の物語・・・これまでにも「曼陀羅」や「達磨は東に・・・」など韓国映画には同じような主題の多くの作品がありますが、いまや世界の映画祭で鬼才の名をほしいままにしているキム・ギドク監督の映画はそうした映画の枠に収まるわけがありません。
映像の美しさは比類なく、湖面の僧堂もセットで作り上げたと聞くだけでひれ伏したくなる(大げさ!)「映画への愛の形」ですが、後半の展開の意外性、人間存在の闇に氷の炎を燃やして灯りをともすような怖ろしく静謐な場面の連続にはボクも静かに心打たれてしまいました。

「私の頭の中の消しゴム」は日本でも大ヒットした純愛お涙映画ですが、ボクも主演のソン・イェジンには惚れてしまいました。なんちゅう可愛さ、なんちゅう透明感・・・特典映像でのごくごく普通の女の子ぶりにも好感度アップ!

なんかまた長くなってきましたのでもう少しだけ。
ジュリアン・シュナーベル監督の「潜水服は蝶の夢を見る」も面白かった。
40代で脳卒中の発作により眼球の動き以外の身体能力を失ったフランスの女性誌の男性編集長の実話を元にした映画です。
唯一残った左目のまばたきだけでコミュニケーションを取ることを療法士の執拗な努力から身につけた男がついにまばたきの力だけで自伝を書き上げるまでの途方もない時間・・・映画ではその時間の深い長さはあまり描写されませんが、療法士が使用頻度順に発するアルファベットにまばたきで応えながら言葉を紡ぐやり方が日本とフランスでは異なることを知りました。
ボクの知っている限り、日本では透明なボードに印字された「あいうえお五十音」を瞳の動きで察知しながら言葉を編み上げて行きます。
重度のALS(筋萎縮性側索硬化症)に罹り長く闘病している友人がいるので実際に文字盤を通して会話したことがあるのです。大変な労力が必要です。
映画の主人公はまばたきで自伝を書き上げましたが、ボクの友人はまだ残る手の指一本の力でパソコンで曼陀羅図を何枚も描きあげ、横浜美術館で個展まで開くことができました。
あたりまえのことですが、一本の映画からは様々なことが想起されますね。

「潜水服は蝶の夢を見る」のジュリアン・シュナーベル監督はアメリカ現代美術のバブル期をニューペインティングの旗手として疾走した作家ですが、近年映画監督として多くの作品を発表しています。
未見ですが「夜になるまえに」は傑作だと下田昌克君が言ってました。

実はきのうもTSUTAYAで韓国映画のDVDを3本借りようとカウンターまで持っていったのですが、なぜかTSUTAYAのカードが見あたらずさびしく撤退・・・家で調べたら財布のなかに他のカードにまぎれてちゃんとあったじゃないか・・・。だからおっさんは困るのことよ!
[PR]
# by kuukuu_minami | 2009-02-06 01:46
「ぐ」でロルカを・・・


ガルシア・ロルカ

2月15日、下北沢も「ぐ」という店のライブに参加します。
「ぐ」のマスター・ヨースケが急逝したのは去年の12月のことでした。
ボクとヨースケとは友人だったわけではありませんが、同じ頃吉祥寺と下北沢で店をはじめた同士でおたがい注視しあっていたのだと思います。
たまたま共通の友人たちがいて、「ぐ」で開かれたライブに行ったり、一昨年の12月に代々木上原ムジカーザで企画したライブの打ち上げを「ぐ」やってもらったりでこの2〜3年またお付き合いがはじまっていたのです。
しかし、昨年12月のことがあり、のこされたつぼみさんとボクの友人・ヒデキとが追悼の連続ライブを企画し、そのなかでボクも出演・・ということになりました。2月15日のメインはuta-cataというバンドで、一昨年のムジカーザのライブにも出てもらったとてもピュアできれいな音楽を聴かせてくれるバンドです。
ボクはuta-cataの演奏のうしろに絵やテラコッタの映像を流してコラボするのと、スペインの詩人、ガルシア・ロルカの詩を朗読することにしました。というのは、今から25年くらい前に「まめ蔵」と「ぐ」で続けて俳優の故・天本英世さんによるロルカの朗読会を開いたことがボクとヨースケを出会わせたからなのです。
お互い詩が好きで、ロルカが好きでということがつなげた輪でした。
今回ボクにもなにかやってほしいと依頼があったとき、まずuta-cataのライブのうしろに作品の映像を流すことと、ロルカの詩を読むことを思いついたのです。
ボクの朗読を聞いたことのある方は人前でやるような朗読ではないことを百も承知のことと思いますが、今回は恥を忍んでやらせていたくのです。
2月15日(日)会場19:00 開演19:30 前売/予約2,000円+1ドリンク(500円)当日2,500円 です。予約はこの日記へのコメントでもメッセージでも椌椌あてのメールでもかまいません。
追悼のライブだからと言って、性格上湿っぽくはならないと思います。
みなさんどうぞいらしてくださいませ!

ガルシア・ロルカを読んだことのない方は大きな本屋か図書館には必ずロルカの詩集がおいてあると思います。ほんとうに素晴らしい詩人だと思いますよ。
ちなみに、ロルカは1898年スペイン・アンダルシアのグラナダ近郊に生まれ1936年38歳の時、スペイン内戦のさなかファシスト・フランコ将軍派のファランヘ党員に捕らわれ、自身の墓穴を掘らされた後で銃殺されました。
アンダルシアで生まれ育ったことでジプシー、ロマの人々への共感も強く、ロマを主題にした多くの詩を書いています。

2月15日はロルカの詩のいくつかを読むことでヨースケの追悼の儀に代えたいと思っています。
f0067255_1431230.jpg

[PR]
# by kuukuu_minami | 2009-02-06 01:44
讃えよ朝青龍、愉しき韓国!
きょう大相撲千秋楽、朝青龍と白鵬の横綱決戦は本割りで白鵬が勝ち、14勝同士の決定戦では朝青龍がほれぼれするような相撲で優勝杯を得ることができました。
ボクはかなり前のブログでも書きましたが、幼い頃から相撲好きでこの50年!代々贔屓の力士はおりましたが朝青龍は大鵬以来心躍る力士でした。あのお茶目な笑顔がなにより好きであり、ケレン味のない相撲が大好きであり、しょっちゅう物議を醸し出す悪童ぶりが好きであり、叩かれても叩かれても言い訳せずに(沈黙と引きこもりで抗議することはあるけど)我が道を行く態度が好きであり、日々朝青龍を叩きまくりながら視聴率とギャラを稼いでいる日本国のマスコミ・ワイドショーのアホどもがなにより嫌いであり・・・・・

そんなわけで今日は久しぶりに溜飲が下がったのでした。

先週、久しぶりに韓国に行って来ました。
我が友いっちゃんじいと同行二人の楽しい旅でした。
韓国はおやじの故郷であり、我が実弟と異母姉弟の住む懐かしき国であります。
今回は韓国南部の晋州(チンジュ)に住む異母弟の家での法事(韓国語ではチェサ・祭祀)とお墓参りが第一の目的であり、あとはソウルの親しき友たちとの交友だけが楽しみの一週間でした。
晋州では短い時間でしたが、異母弟家族がなんともゆるやかな幸福感に満たされていて、とりわけふたりの中学生甥っ子のホニャラカな感じが圧倒的にボクを喜ばせてくれました。ソウルから高速バスで行く道すがらの風景の美しさも心和ませるものでした。

ソウルに帰ってからは、宿にした韓国式伝統建築の旅館の居心地があまりにもよく(小さい部屋でシャワーは外の共用ですが今のレートで朝食付きで一泊2500円です!)さらに夜ごとの酒食の席の愉しさも格別・・・・最低気温氷点下15度のソウルの寒さもかえって「おまえしっかりしろ!」と身を引き締められる心地よさでありました。

ちなみに旅館は、guest house sophia  仁寺堂(インサドン)から安国側に出て北村洞に入ってすぐ、ボクの絵を飾ってくれている egg というカフェの角を曲がってすぐのところです、って言ってもわかるヒトいないっすよね・・)

そんなわけで、きょうはうれしい気持ちで久しぶりの日記を認めました。
朝青龍も韓国も大嫌いという方も多いと思いますが、それはそれ・・・!!
[PR]
# by kuukuu_minami | 2009-01-25 21:49